・たろう氏と灰原嫁が置かれている様な状況を世間一般的に「産後クライシス」と呼ぶらしい。
・産後クライシスについては、子どもが生まれる前からネットで記事を読んでなんとなく知っていたが、その時は「こんな夫婦もいるんだなぁ。気の毒だなぁ。」くらいにしか感じなかった。
・つまるところ、いくら予備知識があったところで、リアルな女心というものはよくわからないのだ。
・何故灰原嫁はたろう氏の側から離れていかないのか。
・たろう氏からの気持ちがなくなっても、たとえ愛を忘れてしまっても、灰原嫁の気持ちはまだ僅かに残されている。
・出逢って間もない頃の愛し合う2人に戻りたい。灰原嫁は今でもそう願ってくれているのだろうか。叡智の魔法を甦らせることは出来るのだろうか。
・とは言え、長年共同生活を営む上で明るみになった「夫婦の価値観の不一致」はそう簡単に受け入れられる代物ではない。今は一時的にヨリを戻せても何年後かにはまた同じ様にいがみ合っている可能性もある。
・灰原嫁への愛を思い出し、生涯添い遂げることは出来るのだろうか。それがたろう氏の運命なのだとすれば。気分はまるで困難に立ち向かうあの名探偵の様だ。
・そして、たろう氏を悩ませるヒロインがもう1人...。
・コニタンとの関係は本当にもう諦めてしまって良いのだろうか。
・早々に脈なし判定を行ったが、これは恋愛弱者のたろう氏が豊富な失恋経験に基づき、深追いをして傷つかないように一旦手を引いたまでのこと。
・向こうが奥手なだけで実は脈ありという勝ち筋も僅かながらまだ残されている。いちご100%(集英社)を信じろ。
・脈なしなら脈なしで完全に首を切り落とされるまでは勝負をしたい。そんな欲求にも駆られてしまう。人生が180度変わる可能性もあるのだから。
・果たして、コニタンを側に迎え入れ、たろう氏が新世界の神タロパティーンとなる日は来るのだろうか。
・たろう氏の行方はたろう氏にもわからない。悩みに悩む今日この頃。たろう氏にとって、側にいてほしい女性は誰なのか。側だけに、蕎麦屋で天ぷら蕎麦でも食べながら今後のことをゆっくり考えることにしよう。
つづく